『四畳半神話大系』3、4、5話の海外の反応

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四畳半神話大系、今まで翻訳してこなかったエピソードの感想を一気に紹介します。
DVD、ブルーレイも発売されましたね。

■第3話『サイクリング同好会「ソレイユ」』:引用元

●男性
これまた最上級のエピソードだった。エンディングに到るまでが最高だったよ。

●ボストン付近、アメリカ:女性
明石イェイ。
主人公がいじけている間、彼女が一人自立しているのが素晴らしかったわ。あのバードマンは1話から出ていて私を混乱させていたのよ。
今回の小津ただひたすら悪党だったけど、もう一方で小津と 藤原啓治(師匠)との繋がりが見えたりもした。主人公ははまたも”大学生活を無駄に過ごした”訳だけど、前回とはまた違っていたし創造性が欠けてる様には見えなかった。
巻き戻しのギミックが次の話で何らかの進展を見せなかったら、このシリーズを壊し始めるかも。即ち主人公に降りかかる大事件か、小津に対する描写よ。

●不明
これまた混乱しまくった(SNAFU)エンディングだったな、予想通り。
自分は今回と前回の城ヶ崎の性格のコントラストが好きだよ。このアニメは人にはラベルを貼ることが出来ないという証明になるし、異なった状況下においては人間関係も変化していくと言うことでもあるな。


●フランス:男性
明石に惚れたよ。
これも素晴らしいエピソードだった。でも”1話に付き1クラブ”というパターンはこれで終わりにして欲しいな。
彼がすぐに正しい道を選んで明石と共に行くことを期待してるんだ。
これは正直言って繰り返しすぎるように思うんだ。

●マンチェスター、イングランド:男性
最初、”わたし”は自分自身の意思で他の人々と競っていたが、結局彼は誰よりも先にレースから下りることになった。
実際、明石と”わたし”は桜を見るために自転車を止めたが、周りでは絶えず世界が動き続けていた。
その後、”わたし”は努力のせいで失敗するが、その時の”わたし”は明石の言葉に従うのを嫌がっているように見えた。
しかし、結局彼は以前のエピソードと同じく彼女の視線に負ける事になるのだが。
しかしこれによって、本当のところ”わたし”に追いつくためにペダルを踏まなくてはいけないのは明石の方だった、ということが分かった気がする。
しかし、彼はまだ彼女の元には行かないだろう。彼にはまだ夢があるから、しばらくは彼女に背を向け続けるだろうな。
結局、彼の的外れな努力は結果として別な失敗を生むのだろうし。
自分は何故あの機械があれほど彼女の心を惹くのか理解してるわけじゃないけど、きっと彼女が近代的な女性だからなのだろう。
この話を考えるに、”わたし”は明石に導かれる必要があって、作者は我々に明石が”わたし”を導くのと同じ時を共有させようとしているのだろう。
もう一度言うと自分は「”わたし”は、彼自身が彼女を得るために明石によって導かれる必要がある」という、大きな仮定をしてみた。
”わたし”はイカロスが一生懸命努力せず、風の流れに身を任せていれば何も問題はなかったのではないか、と自問していた。
おそらく彼らに必要なのは一緒に乗ることなのだろう、お互いどちらかの背後にいるのではなく、シンプルに並んで行くことなのだ。

●ボストン付近、アメリカ:女性
↑興味深い意見ね。ギブ&テイクや同等の関係というテーマは以前のエピソードでも扱っていたと思う。私はそうは思わなかった。彼の度を越えた性別の逆転への愛(管理人注:女装?)は明石によって導かれたとは思えない。
でもこの考えがこれからのエピソードで出てくると絶対に面白くなるでしょうね。

●不明
自分は小津がこのアニメの敵役になると思う。、彼は”わたし”が正しく生きることを否定しているし。
”わたし”は悪事と悪評を望んではいないし。彼はただ女性とバラ色の大学生活を送りたいだけで。彼が小津の存在を認めるか否かに関係なく、小津は彼の目的を達成するための直接的な障害になっているよ。

■第4話『弟子求ム』:引用元

●ノーフォーク、ヴァージニア州、アメリカ:男性
いいエピソードだった。最初の闇鍋が気に入ったよ。レゴ、ポッキー、それにドーナッツ?
師匠は知的だな。

●女性
…上手く説明できないんだけど、何かがこのアニメを今シーズンのハイライトの1つにしているのよね。
このエピソードには「ファーストコンタクトでありワーストコンタクトであった」が無かった?
グッドラック、代理戦争><。小津はあなたを負かしちゃうでしょうけど、アハ。
もっとも、あの小さな河童は2年間で”わたし”のいたずら技術をランクアップさせるでしょうけどね。

●マサチューセッツ州、アメリカ:男性
アニメーションスタイルは奇妙なんだけど、とにかく好きなんだよな。どれが褒め言葉になるんだ?
このエピソードも良かった、また繰り返しではあったけど、前回のも好きだったしね。
それから「ファーストコンタクトでありワーストコンタクトであった」が無かったな。

●パリ、フランス:男性
湯浅政明は神。

●カナダ:男性
確か小津は工学科の学生だったよな。それで彼の振る舞いに合点がいったよ。
でも主人公が何を専攻してるのかは分からないままだな(もしくは何も選択していないというケースモあるかも)。
不思議なことに主人公が延々泣き言を言うにも関わらず、それが楽しいんだよな。

●ロンドン、UK:男性
たった今4話を見終えたけど、個人的には前の3話に比べたらちょっと弱かったかな。
ともかく、まだ楽しめてるしサブキャラの紹介があったのが良かったよ。樋口と城ヶ崎は友人同士なんだけど羽貫 涼子をめぐってライバルになったみたいだ…うん、自分の受けた印象だけど間違ってるかも。
あの”伝説”の戦いの後、彼女は城ヶ崎を選んだのかな。
”わたし”と明石さんに関しては何の進展も無かったし、前に進むと言う考えは主人公の心から逃げ出し、別の方向にややこしくなったみたいだ。

●女性
このエピソードでよかったのは丸と三角に関する歌だけね。
残りは退屈だった。第2話、3話の繰り返しはミステリアスで良かったけど流石に見飽きてきたわ。(占い師の場面が省略されてきたのは良かったけど)
何らかのポイントで進展するのを見たいんだけど、どのキャラクターにも変化があるとは思えないのよね。
テンションが上がるって事が無いのよ…本当にこれが絶え間なく続くような気がして。
多分これがポイントなんだろうけど、私の望むものじゃないのよね。

●ブラジル:男性
これは湯浅アニメの中で一番好きなものになったな、多分ケモノヅメとカイバをも凌いだよ。

●ニューヨーク:男性
カイバは超えられないだろ。
でも上がってきてはいるよ(いつかケモノヅメも見なきゃ)。

●フェニックス、アリゾナ州、アメリカ:男性
このエピソードは前回までの3話とは確実に違っていたな。今回の小津の言動はかなり限定的だった。黒い糸への言及は無かったし、彼の戦いも重要ではなかったし、いつもと同じように終わっていたし、嫌味には「物事には幾つもの意味があるのでしょう」と返していた。

このペースチェンジは良かったと思う。クラブが変わるだけで同じ事を繰り返す形式はいい加減飽きてきたし、時折変化があるのは良い事だよ。

●女性
代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理戦争。めちゃくちゃ笑ったわ。

●カリフォルニア:女性
私たちは彼の目の前でブラブラ揺れているチャンスを掴んでるから、彼により近づいてるわね!

●ヴィーナ、オーストリア:男性
あの丸と三角の歌は最高だったよ。
このエピソードは個人的に今までで一番楽しかったな。物語は進んでいないけどね。

■第5話『ソフトボールサークル「ほんわか」』:引用元

●ノーフォーク、ヴァージニア州:男性
これは良かったけどラストは面白くなかったな。NHKにようこそ!のマルチ商法エピソードに似てた。
小津はとても少女には見えないよ。やばいだろ。
明石さんが少なすぎるだろ…それに師匠もそんなに出なかった。自分が要求しすぎなのかも。

●男性
ワ~オ、彼はあれで終わりなのか?
ともかく、色んなことが起こったな。

●不明
ラストで遂に”わたし”の状況に変化が見られたわね。彼の大学生活が最悪なのは彼が自分を一人にさせるからなのよ(ラストで彼がドアにバリケードを気づいたように、彼の古臭い考えや自己が彼を正しい方向に戻さないでしょうね)。
もちろん、時間を巻き戻すことが唯一の第一歩になるでしょうけど。
それと、この新しい事実として”わたし”の小津に対する見解が改善するかもしれないという風にも見えたわね。
(今回の小津は本当に輝いていたし。彼の被っていた金髪の鬘に関してじゃなくてね)
個人的に前回よりも良かったわ。

●女性
ソフトボールをしてた時…
微笑みの裏にたくさん恨みを持っていたのね。偽者のスマイルだったんだ…
あの奇妙なスピーチはビジネス?

●男性
ベストエピソードじゃないけど、好きじゃないとは言わないよ。

●不明
小津が女装して逃げてたときの衣装って第1話で橋の欄干に飛び乗ったときのだって誰か気づいたか?
たぶんこれからのエピソードで彼が何故そこにいたのかが明らかになるんだろうな。
自分には私は数多く存在するのに、小津はただ一人しかいないように見えるよ…

●サバ州、マレーシア:男性
浴衣を着た小津、セクシー^^
働き蜂を彼らのメタファーに使ってたのが凄く良かった。ソフトボールのユニフォームに蜂がいたところで自分には先の展開が予測できたよ…
物腰はソフトだけど、彼は自分の怠惰な行動のために孤立したんだな…
(ソフトボールチームだから、考えも”ソフト”だろうと彼が考えたのなら、なんて大きな誤解なんだろう)
このアニメは”わたし”の視点から描かれている。彼はクラブに入る前に、そのクラブの持つ雰囲気で既に入るつもりになっていた…なんという愚かな奴だ。
とにかく、今回の彼はかなり積極的だったように思う。
”わたし”がソフトボールのメンバーを憎むようになったのは、彼らが”わたし”にあの馬鹿げた錠剤を買うように押し付けたからだろうな。
占い師のシーンは最高だった。蜂のキグルミを着ていても、彼女が離れていても彼を彼女のビジネスに引きつけてしまうんだ。はい、5000円!!!
あの錠剤が天然成分100%じゃなくて1%だったのはめちゃくちゃ笑った。
実際のところ、あのラストには混乱した。彼は何故あのクラブにいたほうが良かったの考えたんだろう?あのソフトボールクラブは最悪だろ…
今回の彼の心はあの錠剤のせいでねじくれちゃったのかな?^^
5点満点だ。

●ニューヨーク:男性
小津の女装姿は糞ッたれなくらいキモかった。
あのラストは奇妙だったけど、何らかのプロットが動き始めてるようにも思ったよ。
彼を掴む占い師のマジックハンドには笑った。

●ブラジル:男性
凄くいいエピソードだったけど、明石さんが少ししか出なかったのは駄目だ。彼女はこのアニメで一番お気に入りのキャラなんだ。小津と同じくらい。

●パリ、フランス:男性
様々なことが大きく動いた回だった。物語と新しいプロットがどんどん積み重ねられていくから、俺の頭は爆発しそうだよ。
なんて乗りだ。

●男性
ハハ、年取った”わたし”と今の”わたし”には驚いたよ。これは予想してなかった。
このエピソードのハチ会社の信者は同時にカモでもあるってのは面白いとおもったよ。

●不明
クレージーなエピソードだったけど、明石さんが少なすぎた。

●不明
このエピソードで一番重要な点は”わたし”が責任は自分にあるとしたところだね。
彼というキャラクターが進歩する大事なポイントだし、このエピソードでは小津をただの友人として助けていた。

●男性
ワオ、色んな人たちがこのアニメを考察しているな。自分としては、彼は目の前にあるいわゆる”好機”を掴んだ直後、時間がまき戻ってから明石さんと一緒にいるというというゴールから遠ざかっているように思う。
最初のエピソードでデートに誘おうとした時以来、彼は明石さんの側にいないように思うし。
もっとも彼はラストで自らの過ちを認めていたから、これは間違っているのだろうけど。それと、彼は自分ちの窓を飛び越えてきたのか?(笑)


という訳でまずは3話分。
このアニメは他のアニメに比べて1コメントの分量が異様に多いので翻訳が大変です。
それでも、かなり最初の部分から深いところまで考えていたり、ちょっとうならされました。
自分なんか何かがありそうだ、位で後は演出の面白さに釘付けになってた口なので。
第4話は比較的評価が低いようでしたが、個人的には師匠の歌が全てを持っていったので結構好きな回であります。
というか、あの場面の作画と演出には圧倒されました。
上手く説明できないけどこのアニメに惹かれる、と言うコメントには同意せざるを得ません。
上で演出が~等と書いていますが、正直どう良いのかは説明できない、というか説明できるほどの造詣があるわけでもなし。
しかし、このアニメは見ていてめちゃくちゃ気持ちが良かった。それが作画なのか色使いなのか演出なのかは分からないのですが、不思議と見入ってしまうのです。
先日発売されたDVDの売れゆきも好調なようで何よりです。
残りの7、8、9、10話は次回に。








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tag : 海外の反応翻訳四畳半神話大系

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うれしいです!ありがとう!
10話の感想が1番きになっているので、楽しみにしてます。

DVDほしくてたまらないけど、ケモノヅメみたいにボックスででないかな・・。買うか迷う。

コメント読むとこういうとこ外人って真面目だなとつくづく思う。
NHK-BSの「Cool JAPAN」なんか観ててもコメントがめちゃ真面目だわ。よーく考えてるというか感心する時ある。

まさか残りの四畳半の反応もやってくれるとは!
この中では5話が特に好きです。DVD買おうか迷う、金さえあれば…

ナイス管理人さん
今年は結局このアニメが一番面白かった、って結果になりそうだ
DVDには未放送エピソードも入ってるみたいだから、迷ってる人は買っちゃえー

やった!!これもっと詳しく反応見たかったので嬉しいです!翻訳ありがとうございます。
四畳半はここ数年で一番楽しめた作品なんです、個人的に。
見終えた後の爽快感が、たまらないですね。

四畳半は良かった。
次回も楽しみ。

あまり触れられていないけど、あの5話が創価学会に代表される怪しい宗教団体やらセミナーやらをダイレクトに連想させる……のは日本人だけなのかな?
アメリカなんかだとケーブルテレビで宗教団体の固有チャンネルなんてあるみたいだけど。

このアニメはセリフが変にリアティーを追求しているよねwほんわかの演説なんて怖くなったぐらい。
全話翻訳たのしみにしています。

もちぐまん のストラップとか
DVD特典でつけてくれたら迷わず買うのになー
小津のフィギュアでもいい。
「私」から見た顔と、普通の人の顔と付け替えできるやつ。

でも、未放送エピソードにつられて買ってしまいそうだ。

管理人さん、お疲れ様です~。
四畳半の感想が一番気になっていました。
ありがとうございます。

五話観て以来、単語としての「ほんわか」の持つイメージが、ガラリと変わってしまった。
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