「日本の”ほぼ日手帳”が世界の”Hobonichi Techo”に」:英語版が発売されたほぼ日手帳に対する海外の反応

ほぼ日手帳


糸井重里さんが代表を務める「東京糸井重里事務所」の運営するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」が2002年から製造販売している『ほぼ日手帳』は現在35万人の利用者のいる大ヒット商品となっています。
そして今年、ほぼ日手帳の英語版が作られました。
ほぼ日手帳に対する海外の反応です。

引用元:writeobsessions.com


この日本の予定帳について語っているのを初めて目にしたのは Notebook Storiesという素晴らしいサイトでだった。
他のサイトにはめぼしい情報が載っていないから、もし買おうと思ったら出版社のサイトに情報が載っているよ。
自分のカレンダーはiPhoneに移行した後だったからこれを買うことはないだろうなと思っていたんだ。
しかし、数日間ほぼ日手帳の事を考え続けて、予定帳に書くという行為を懐かしがってもいた。
そこでいつものように、自分はほぼ日手帳について語っているサイトをインターネットで検索し始めたんだ。
特にフォーラムをね。
(君だってそうするはずだ)
一週間自問自答した後、遂に購入することに決めたんだ。

これは日本から届いた時の様子
ほぼ日手帳7

パッケージのデザインはこうでなくちゃいけないし、箱の内側には(日本語で)メッセージも書いてあった。
たぶん深いことが書いてあるんだろうけど、結局のところそれは”ラブレター”なんだろうと思うことにした。
ほぼ日手帳8

箱を開けたらこんな感じ
ほぼ日手帳9

紙の予定帳のために布(ポリエステル)のカバーも注文した。

これには布のカバーをカバーするために更にプラスチックのカバーが掛かっている。
(更に日本語も)

ほぼ日手帳は幅が4.25インチよりもちょっと小さくて、高さは6インチ、厚さは0.75インチ。
(訳注:文庫サイズ)
ほぼ日手帳10

表紙に使われている分厚い紙は、仏教の僧侶が儀式に使う本を思わせる。
日本語でhandを意味する手という文字が書かれている。
(choは私の理解を超えている)
そしてロゴも。

良い点はこれを並べた時に揃って見えることだね。
デザイナーはその事を念頭に置いて背表紙のトップにロゴを、ボトムに年を置いたと思われる。
ほぼ日手帳11

これが日々のページ。
ほぼ日手帳12

見てわかる通り、余分な歪みが無くてかなり平らだね。
これは10点中8点をつけたい。
(10点はまっ平ら)
左ページの下端には言葉が、右には誰の言葉かが載っている。
日付の右にはその日の月の満ち欠けも載っている。

世界の国鳥の情報も。
ほぼ日手帳13

世界のコーヒーの情報も載っている。
ほぼ日手帳14


そして一番最後には連絡先の記載ページ。
ほぼ日手帳15

これは実に日本的なアイディアで、アメリカやヨーロッパだと道に落ちている手帳を拾った場合、ほぼ必ず一番最初のページを見るんだ。
手帳を拾った人が最後のページを見て連絡先を見つけるかどうかは分からないな。


カバーのクオリティをクローズアップで。
ほぼ日手帳16

正しいサイズとオプションを選ぶために自分の日本語スキル(多分1年生レベル)を総動員したよ。
自分の注文が本当に正しいのかチェック、再チェックするのに1時間くらいかけたかな。
英語版の翻訳者が注文するための素晴らしいウェブサイトを用意してくれているよ。


最初、私は小さすぎたかもと思った。
でも、これは車に持ち込んだり、ベッドサイドに置いたり、持って歩くのに非常に便利なサイズだったんだ。
自分がこの手帳を頻繁に使っていることに気づいたよ。
紙は凄く薄いけど、自分の使っているペンのインクが裏まで滲むことがほとんどないのは嬉しい驚きだったね。
最初に若干の油っぽさを感じたし、インクが乾くのに若干の時間を必要としたから、コート紙の一種なのかも知れない。
どのペンが一番最適か何度か試してみたよ。

2014年版は10月に発売されると聞いた。
発売されるのが楽しみだよ。
それと、カバーの中には”Hobo 2013”とタグが打ってあるから、カバーも毎年買い替える事になると思うな。
もちろん、毎年ファッショナブルなカバーを買うことになるだろうね。
実際、限定版のカバーは6月に私が注文した時点で全て売り切れていたわけで。
ここのサイトは発売日に大変なことになるだろうな。

つまる所、これは何か少し違う、高品質な予定帳を探している人にぴったりな物だね。
注文はちょっとリスクを伴うものの、反応は素早いし配送もそれなりにリーズナブル。
実際使うかどうかは分からなかったけど、スケジュールについてはiPhoneで、ほぼ日手帳は感想や思ったこと、思い出や嬉しかったこと、深く考えている事などを書くのに使っている自分に気づいたよ。
そう、これは本当に大事なものなんだ。



引用元:tinycartridge.com

小さな(Tiny)レビュー:ほぼ日手帳2013
このサイト、Tiny Cartridgeが手帳のレビューをするのを不思議に思うかもしれない。
しかし私はコピーライティングの仕事、料理の鉄人に審判としての出演、DSiウェアの健康手帳等、『Mother』のクリエイターである糸井重里が関係している事には常に興味を持っているんだ。
更に、糸井氏の会社であるほぼ日が、日本で人気となっている手帳の英語版を今年初めてリリースしたと伝えた時、多くの人がその手帳を使うことに興味を示してもいた。
ほぼ日は親切にも我々がレビューするために手帳(Planner)を送ってくれたので、何故この手帳をゲットする必要があるのかをお伝えしたいと思う。

4つの好ましい事柄

1.創造性を促している
この手帳はスケジュールや予定を書くなどとして昔ながらの使い方をすることもできが、それぞれのページのアウトラインはチャコールグレイの格子になっているのでそれ以上の事もできるようになっている。
日記も書けるし、漫画を描いたりスクラップブックやスケッチブック、学校用のノートに家計簿など色んな事に使えるんだ。
もし嵌っているのなら、牧場物語なんかの絵で埋めたっていい。
これは予定帳として扱わなくてもいいんだ。
ほぼ日手帳5

絵の才能がなくたって、私は自分の手帳を仕事の進行度を記録したり新しく食べてみたものの短いレビュー、妻と話したジョーク、覚えておきたいツイート、その日見たり聞いたりしたことなど雑多なものを書くのに使っている。
生活の記録をつける生き方をしようとしてというわけ。

2.引用句
多くのカレンダーや予定帳が日々の名言で埋められているが、この手帳には「ほぼ日刊イトイ新聞」での彼へのインタビューや記事が引用されている。
これは英語圏では未だ発表されてないものばかりだね。
もちろん、糸井氏と長年身近に仕事をしてきた任天堂の岩田聡氏や宮本茂氏の言葉も載っているよ。
これは毎日別のページをめくるたびに次の言葉を読める嬉しいおまけになっているよ。

3.アクセサリー
この手帳は日々自分のした体験を助けてくれるようなアクセサリーを手に入れたり買ったりしたくなるし、ほぼ日のサイトにはそのためのツールや小道具が幅広く売られている。
付箋やステンシル、ペン(私はMUJI(無印良品)のマルチカラーペンを買って手帳ケースに留めている)、小さな鋏、写真を張れるように小さなポラロイドカメラなど、手帳のページを飾れる色んなものがね。
ほぼ日が私に提供してくれたのはクラシックな皮ケース付きのもので、これは単体で158ドルかかるが、間違いなく高価だと感じるよ。
仕事でこの手帳を取り出したら、みんなは君の事をトップに立つ人間だと勘違いしてしまうかもしれない。
実際のところ、その手帳が君の落書きコレクションだったとしても。

ほぼ日のサイトで売られているたくさんのケースを見ていて、自分は財布やポーチを兼ねられるような、もっとポケットのたくさんついたのが欲しくなったよ。
個性を求める人のためには、中に何かを入れて独自のデザインにできるカバーも売られているよ。
あるいはこれ↓の用に自分で作ることだって。
ほぼ日手帳6

4.コミュニティ
ほぼ日手帳はローカライズを手伝ったLindsay Nelsonの努力や『Mother』のファンサイトで既にゲットした人など西洋圏でも既にファングループが育ってきている。
Lindsayは専用のサイトを作ってどうやって買うかだけでなく、手帳を最大限に活用する方法も紹介しているんだ。
彼女はみんなが自分の愛する手帳の写真をアップロードできるようにTumblrも作っているよ。
他の人達の独創的な手帳の使い方を見ていると、不思議と自分の手帳を楽しく使うアイディアも湧いてくるね。
まるで物理的に存在する手帳の新機能アプリをダウンロードしたり、他の人の投稿した手帳ハックを見ているようなものだろうか。


3つの欠点

1.我々はデジタル世代に生きているという事
糸井さんの言葉を君に届けるなど、Tumblr、Facebook、Google Calendar/iCalやEvernoteと言ったアプリはほぼ日手帳ができる事をほぼ全てできる。
ほとんどの場合、物理的な手帳が優っているのは電源問題を心配することが無いくらいだろうね。
(デジタルは)友人とシェアしたり、コメントやリブログ、タグ付け、検索、簡単にインポートやエクスポートもできる。
コピーや貼り付けも少しのキーストロークで行え、保存するために数分かけて切ったり糊で貼ったりする事はないから。
それでも、ほぼ日手帳のように、物理的な手帳には特別な楽しみもあるね。
自分の手帳にあったペンを探したり、あるいは贔屓のチームの勝敗をマークしたり、今日一日を評価したり、予定の隣にカラフルな猫のシールを貼ったり、好きな人の名前を書いたり、日々の妄想でスペースを埋めたり、食べた食事のスケッチを描いたり、本棚に載った本の列にゆっくりと自分の人生の記録を作っていくんだ。
(英語版ほぼ日手帳のシンプルで魅力的なカバーと背表紙もそれを助けてくれるだろう)

2.既に2月半ばであること
この手帳が2012年の12月~2013年12月までである以上、買うのはちょっと無駄だと感じるかもしれない。
あるいは私がしているように、記録しておきたいことを過去のブランクページに埋めることもできるかもね。
料理のレシピ、書こうと思っている小説の第1章、素早く参照したいダリル・ホール&ジョン・オーツの歌の歌詞、思い出に残っている人たち、我々へのラブレター等々…
あるいは日々の記録の脚注を書いておくとか。


3.普通の手帳と比べてちょっと高い
カバー無しの手帳単体で日本からの輸送費別で大体29ドル(約2900円)かかる。
これは割引された3DSのゲームが買える値段だ!


総括:実際この手帳を使っている
私が十代前半の頃から何度も手帳を買ったり貰ったりしてきた事は言ったことが無かったかもしれない。
よほどのことが無い限り、私はその手帳を数週間、あるいは数日のうちに放置していたけどね。
私はこのほぼ日手帳をかなり楽しく使ってはいるものの、それは周りのコミュニティのお蔭であるとも感じている。
私は今年一杯の間にこの手帳を埋める予感がしているし、2014年版も買うと思うな。
何人もの人が2014年版を買って、届くのを待っていると思う。
届くまでの2か月間のブランクとなるページの無駄をどうするかは分からないが、この手帳は日々の出来事や思ったこと、人生の記録をつけるのに役立つだろうと思っているんだ。


↓この記事につけられたコメント


これは凄いよね!
2日前に自分のが届いたんだ!


オーケィ、このレビューで試してみることに決めた。
今はホワイトラインズのスクエアノートブックをスケッチ用・予定帳に併用してるんだよね。
9ドルのノートブックにしては素晴らしいよ。
でも、1ページ1日というアイディアは素晴らしいと思うな。
3月から使い始めたいから、輸送が上手くいくといいな。


レビューをありがとう!
自分も2013年からほぼ日手帳を愛用してるんだ。
西洋でも既にコミュニティが育ってるなんて驚きだね。


素晴らしいレビューだったよ!
私も自分のほぼ日手帳に完ぺきなペンを見つけようって気になって、最終的に紀伊国屋でハイテックCコレトを見つけたよ。
これは芯が替えられるから、2014年版ほぼ日手帳をゲットしたら替えるんだ。


ダリル・ホール&ジョン・オーツのファンが来ましたよっと。
これは本当にクールだね!
投稿してくれてありがとう。
でないと知ることは出来なかっただろうな!


この記事を読んで注文したよ!
サンクス!


この記事を読んで昨日注文したよ。


自分もほぼ日手帳愛用してるよ!


何人が同じ反応をしたかは知らないけど、このレビューを読んで買ったよ。
確認番号と、購入が確定したメールが届いた。
届くのは3月の最終週だね。
こんなに長くかかるとは。
君が羨ましいよ。


まさか自分が予定帳を買うかどうか考えることになるなんてね。



デジタルガジェット全盛期の今ですが、ランダムアクセス、物理的アクセスのしやすさ、何より書くという行為を実感する意味でまだまだ手帳も人気のようです。
海外にも既にファンがいるようで、これからの展開が楽しみです。




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ほぼ日刊イトイ新聞は前はずっと読んでたけど忘れてたわ
いろんな人のインタビューが面白いのがのってるよ

日記はつけてるけど何もないと(思っている)日は基本書き様がないからなぁ。
社会人として仕事してると同じことの繰り返しだし、土日と習い事のある日だけがかなりの字数で埋まる
感じ。
仕事のあんちょこは日記帳に書くような薄い内容ではないし・・・・
だからこういうまるまる1ページ使う場合は日付が書かれていないほうが使いやすいな。

仕事で使ってる
確かに使いやすいし飽きないよ

Hobonishiじゃなくて、Hobonichiじゃないの?

予定のある日とない日の差が激しいから
ほぼ日と同じ仕様(ぺたんと綺麗に開ける製本、紙質、ページレイアウト等)で
マンスリーだけのものとフリーのノートの2冊構成にしたいんだよなあ。
あと革カバーも自分的にとても使いやすいが中国製であの値段はちょっと。
ウイークリーは縦長すぎて使いにくい。

という不満をかかえてここ数年は見送ってしまっている。
他社のマンスリーのみ手帳を色々見ても、ほぼ日の仕様や
デザインが一番好みなので地味にムカついているw

注文して今待っているところ。届くの楽しみ!
最近思うのは「手で書く」という事の大事さ。
今はただのノートに色々と予定から、思いついたことでもなんでも
書くことを始めたのだけれど、すごく良い。

時間を大切に使うようになりました。

拾った時に一番最初のページを見ない国なんかあんのか?
世界共通だと思うが

無地のリフィルを1日1ページで使ってるわ。
コンセプトとしては似てるのかな。
レイアウトを強制される一般的なやつは性に合わない。

タブレットと紙の勉強効率は変わらないっていうけど、でもやっぱり紙に書くのがスキ

お言葉邪魔でEDIT手帳に変えたわ
でも、そのまえの2年はほぼ日に世話になった

米7
この人はそういう事が言いたいんじゃないだろ・・・
ただまあ、アドレスが最初になかったら他ページもみるだろうし最後もチェックすると思うがね

ほぼ日手帳、出たばっかりの時に買ったわw
紙がペラッペラだし付属のペンは即壊れるしで
買って損したと思ったけど、今は改良されてるっぽいな

俺なんかDAIGOのメモ専科で事足りてる

新しい文房具の開発ほど難しいものはないな

※7
逆だ
普通は最初のページを見るんだから、連絡先は最後じゃなくて最初がいいんじゃね?ってこと

「5年日記」を買ってる。5年分が一冊になってるから値段は高めだけど、毎年決まっている事等忘れないし
書き込む度に前年を読み返す楽しみが有る。

土星さんカバー良いなw 
クロスステッチならできそうw自前で造ってみようかな

あれだけ毎年微調整してるのに
鳥とかの無駄な情報や有り難いお言葉とかの邪魔な要素を
未だに省いていないことに驚く

手帳の類いは、自作。これが全てと悟ってからは
もはや買うということは考えたりしない。

MOLESKINEの方眼をずっと使ってる。
中国製になって酷いクオリティになったけど、今のところこれしか無いのが本音

ほぼ日手帳はどうもしっくり来なかったな。

これは予定を書き込むよりも日記帳みたいな感じで使ってる人のが多いんだな。

日本の本は奥付に書誌事項が書かれている。
洋書のcolophonは扉ページの裏にあるのが普通。
手帳もやはりそうなのか。

ほぼ日手帳、重すぎでありえない。

使い古しのA4コピー用紙を半分にたたんで、ホチキスで止めたのを使ってる。
予定が不定期なんで普通の手帳あんまり使えないw

俺はコクヨの野帳派。

手帳は昔は毎年、今年こそはメモ、スケジュール管理するぞ!って買うんだが、三日坊主に終わってたな
会社でもメモはできるだけとるようにしてるが、あとで見直すと暗号か?って文字が書かれてて解読できないw

持ち歩くのじゃなくて家に置いといて使ってるわ
チケットとかレシートとか貼れるし挟めるし、持ち歩こうとすれば重いが割と便利

日記とか手帳とか持ったことないや
ちょっと憧れてるんだが三日坊主で終わるのが目に見えてるからなあ

ほぼ日手帳はまぁ書きやすいよ
"お言葉"さえなければ最強なんだけどね・・

一度モレスキンに浮気したこともあるが
俺にとっては書きづらくて、その1年間はほぼ白紙の手帳になったw

こういう使い込んで良い面と悪い面をしっかりまとめたレビューって日本には少ないよなあ…
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