「よつばが牧場にやってきた!」『よつばと!』7巻、海外の感想

よつばと7巻

『よつばと!』10巻の発売日も決まりました。
英語版は8巻まで発売されていますが、その中でも評判の良い7巻のレビューをお送りします。
しまうーが名前付きで登場したりよつばが牧場に行ったりと盛りだくさんな巻です。
ちなみに英語版9巻は12月に発売される予定です。

引用元:goodreads.com


●ジェニファー:★★★★☆
私は最近この素晴らしい漫画を1巻から7巻までくすくす笑いながら一齧りしてみたから、みんなに代わってレビューしてみるわ。
よつばはこの世界についてほとんど何も知らない無垢な6歳の少女。
各巻は彼女と彼女のシングルファザー、彼の友人であるジャンボ、それからお隣の家族によるお祭り騒ぎが描かれているの。
物事は楽しい生活を描いていて(よつばが地球温暖化について学んで、”地球の敵は人類だ”と驚いたり、ギャング映画を見てその真似をしたり)その表現は芸術的であり、よつばの人生は喜びに満ちているの。

私は多分神経質すぎる問題のために星を1個だけ取る事にするわ。
その理由は”よつばがとある島から拾われてきた子供である”という説明があった事についてなの。
彼女は完全に日本で成長しているけど、この”外国人であること”が彼女が奇妙であることの説明に使われている。
おそらく後のプロットとして使われるのだろうけど、今の段階では人々が彼女について”外国人だから”ということで妙に思いつつも人当たりの良い対応をしているのは、見てて気持ちのいいものではないわね。

●クリケット:★★★★☆
よつばが牧場にやってきたわ!!イエス!
彼女が丘を転げ落ちていって、羊に攻撃するところが凄く好きなの…彼女が怖がらせたことを謝ったら彼女に頭突きしてきたから。
笑うのを止められなかったわ。

●ナラジャポネーゼ:★★★★★
この巻で今まで弱くなっていたユーモアが基本に返ってきたわね(ウップス、彼女ったら丘を転げ落ちてったわ)。
Yen Pressはよくぞこれをピックアップしてたわね。

●ダニー・サイフォンテ:★★★☆☆
おっと、僕は6巻を飛ばして偶然この巻を読んだんだけど凄く面白かったよ!
よつばは牧場に行き、スーパーマーケットに行き、風香と一緒にクッキングをするんだ。

●キンバリー:★★★★☆
何でかわからないんだけど、この巻のよつばには…苛々させられたわ。少なくとも最初は。
特に彼女が羽目を外しすぎて熱を出し、牧場行きが取りやめになったところとか。
彼女が牧場に行った回は笑ったけどね。特に羊の所が!あそこは可笑しかったわ。

●ゴルフォ:★★★★★
この本は最高の一冊だよ。よつばは手に負えなくて、可愛くて、エネルギーが弾けてるんだ。

●サラ・エヴァンス:★★★★★
真剣な話、これはほんの少しでも子供のことを愉快だと思っている人にとって、最高のシリーズよ。

●ジュリア:★★★★★
この本はいつだって可笑しいわ!このシリーズ愛してる!

●エミリー:★★★★★
この巻は今までで一番可笑しいわ。

●エイミー
何もかもが楽しいわ!

●ケイト:★★★★★
彼女が羊にパンチしたところに笑ったわ。

●チャネル・スーパーエピック・ニンジャ:★★★★★
この漫画はすっごく面白いし最高だ!

●ジーニー:★★★☆☆
今のところ前の巻ほど良くはなかったわ。これからよくなっていくことに期待する。

●ジョイ:★★★★☆
この巻はどの章もプロフェッショナルなレベルのパロディだったって訳じゃないけど、たくさんの楽しい部分があったわ。

●ジェシカ・キャフリー:★★★★★
8巻が待ちきれないわ!


やはり牧場の回の評判が良いみたいです。はしゃぎまくって丘の上から転がり落ちるよつばに、自分の子供時代を重ねてみる人も多いのではないでしょうか。
よつばと!の海外の感想を読んでて気づくことは、感想の内容がほとんどよつば個人にのみ言及しているところでしょうか。
牧場の回なんかだとやんだの存在が際立っていると思うし、しまうーも出てきたのに全くといっていいほど感想には上ってきていません。
その辺が日本と違っているところかもしれませんね。
イベントが楽しみすぎて熱を出してしまう、というネタはあずまんが大王でもありましたが、作者あずまきよひこの子供時代がそうだったのでしょうか?
それにしても電撃大王の稼ぎ頭であるよつばと!が一番電撃大王の漫画らしくないというのも不思議な話であります。



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tag : 海外の反応翻訳よつばと!

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よつばとの感想は全巻やってほすぃ

『よつばと!』みたいな日常系って、海外でも通用するのね。
というよりも、海外でも売っていたんだ…。

ジェニファー、あなた疲れてるのよ‥

俺はとーちゃんやジャンボ達がよつばが牛の乳しぼりの説明をちゃんと理解した時のセリフをそのまま真似た所で腹筋が崩壊した

よつばとは日常系ではないだろ
完成されたコメディだよ
苺ましまろと並んで

日常系ってのはけいおんとか中身がないものの蔑称だろ…

>>ジェニファー
”外国人であること”が彼女が奇妙であることの説明に使われている。

よつばの“子供らしさ”からくる面白さは描かれていても、“外国人であること”から来る奇妙さって描かれていないと思うんだけどなー。
外国人であること強調してたのは、よつばが高校に行った時くらいじゃないか。

よつばが外人だから人当たりの良い対応をしてるわけじゃないと思うんだが

「日本人は子供に寛容」

というのは欧米の一般人にはあんまり知られていないんだよな。当事者である日本人ですら知らない。文化人類学者のレベルならそれこそ「菊と刀」の時代から認識されている事実だけど(「菊と刀」自体は誤解や事実の誤認が多い本だけど、全部が全部誤認ではない)

「菊と刀」そのものに言及があるがこれは欧米人には非常に意外な事実らしい。あれほど厳格な日本社会なのだから、子供に対してはもっと厳格なのだろうと彼らは考えがち。事実は逆なんだけど。

綾瀬家や父ちゃんやジャンボがよつばに寛容なのはよつばが子供だからであって、別に外国人だからではないんだけどね。

>よつばとは日常系ではないだろ
せかいはひろいとおもいました

よつばは漫画的に、背景や羊は写実的に描かれているのに、違和感がないのはとても不思議。

>”外国人であること”が彼女が奇妙であることの説明に使われている

全くそんなことはないんだけど。外人ってどんだけナイーブなの…

よつばって5歳じゃなかったか?

日常系 は slice of life ってジャンルで好きな人は好き

人種差別がひどい国の人は
なんでもかんでも差別に結びつけて考えてしまう
スパイ本人が他人をスパイ容疑で告発するようにね
要するに自分が「レイシスト」と非難されるのを
非常に怖れているわけだ

おおよそ向こうの人は母国語に訳された漫画を読んでいるだろうと思う、翻訳の過程で解釈の齟齬が発生してるのかもね

ちゃんと買っているんだろうか・・・。

最初のジェニファーさんが、よつばとの最も良いところを「誤読」してしまっているのは残念だね。
皆がよつばに優しいのは、外国人だからという事とは全く関係がない。
そのように解釈して不快になってしまうということは、
つまりはジェニファーさん自身が外国人の子供をそういう目で特別視しているということだよね。

>”外国人であること”が彼女が奇妙であることの説明に使われている

多民族国家の人が人種や民族を気にするのだと思ってたら、欧米以外ではそうでない国も多くて
結局、神話に亜人間が登場する欧米人の差別の概念は、非白人には理解が難しいのかも
たとえば韓国人を嫌いな日本人がいても、彼彼女はレイシストではない
なぜなら、たとえばイギリス人を嫌いなフランス人に対してレイシストとは言わないでしょ

よつばの外国人設定は、とーちゃんが未婚かつ独り身のまま子供を育てるために都合が良く、緑色に塗られる髪という漫画的記号で「人種を考えさせない」効果ももたらしている。

登場人物皆がよつばに優しいのは彼女が外国人だから・・・・っていう発想は日本人には思い付かないよな~
つまり、そういう差別のある国に住んでるんだな、ジェニファーは

是非ジェニファーにはここの米欄を訳したものが届いてほしい

もう少し優しく間違いを指摘できないのか。
こんな米欄見せられるわけないだろ。

よつばは左の国から来た=韓国人

ジェニファーの人気に嫉妬

英文学やってた頃アメリカのカレッジエッセイの書き方について勉強したことがあるんだけど、こういうサブカルチャー作品に対するカルチュラルスタディーズ的な感想を述べたアカデミックエッセイ(もどき)に 必須なのがポリティカルコレクトネスのポーズなんだよね。
アレな用語ばかり使ってすまん。他に言いようが無いw
要するに外国の娯楽作品を取り上げる時、ここそこが興味深いと上から目線で「評価」して、ポリティカルコレクトネスの視点から見て「差別的」と思える部分をいちいち指摘するのが異文化に対する公平で良心的な態度という考え方なんだ。
あっちはもう全部見事にそういうテンプレで統一されてて、それ以外の感想文の書き方はありえないみたい。少なくともリベラリストの間では。
これは件のジェニファーさんに限らんよ。こういうのがデフォだと思ってる可能性が高い。

英語版の9巻はまだ発売されてませんよー。

>英語版の9巻はまだ発売されてませんよー。
ご指摘ありがとうございます。修正しました。

そうそう、米国の小論文の書き方では、こういう大衆作品に対する文化学的な感想を述べた学術論文(もどき)に 必須なのが、「差別や偏見に配慮していますよ」という体裁なんだよねー。

だけど全く批判ゼロで、ひたすら絶賛のみで異文化の娯楽作品を批評すると、それは日本のメディアで行われている「韓流」賛美みたいな気持ち悪いことになるからなあ。
批判が許されない雰囲気があるよね。ジャニーズや人気芸人や演歌の大御所ですら叩かれるのに、韓流に対してのみは異常な空気がある。
難しいところ。

たとえ的外れでも、批判的ポーズそのものは大切かも知れん。ジェニファーさんのは完全に的外れだけどw

8巻の日本も祭りに対するリアクションと、日本でも賛否が分かれた9巻のコメントが読んでみたいです。

アマゾンで10巻予約来ましたね。

あ、8巻の感想が既出だったわ・・・orz

「がんこちゃん」の感想も有れば読んでみたいです。

>”外国人だから”ということで妙に思いつつも人当たりの良い対応をしているのは、見てて気持ちのいいものではないわね。

ジェニファー…
1巻から7巻まで一体何を読んでたんだ?と思ったが漫画好きの皮を被ったアンチの可能性もあるな

今日たまたま一巻を買ってきて面白かったから全巻揃えちゃおうかなと検索してて此処に掛かったのですが

レビューにある通り「外国で拾った」とかどうしてそういう余計な設定にするのかなと引っ掛かった
どうせ物語りに重要な意味を持たないなら普通に5、6才の日本の女の子でいいじゃないかと
日常の面白ろ可愛いエピソードが主体なら「海外で拾って来た」とか凄く余計な気がするしちょっと残念
そんな余計な設定さえなければ無条件で速効全巻揃えたのに…。まあそんなこと気にしなきゃ楽しめるのは分かってるんだけど
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