「漫画版も読んで!」『トライガン・マキシマム』を語る海外のファン

言わずと知れた内藤泰弘による大ヒットSFアクション漫画で、アニメ化もされました。
最近ではリボルテックが発売されたり劇場版も公開されています。
人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)こと、ヴァッシュ・ザ・スタンピートの繰り広げる冒険活劇、海外ではどのように読まれているでしょうか?
映画版公式
ソース
●レビュアー:女性 ネバダ州リノ在住
アダルト・スイム枠でアニメ版を見ていたような昔からのトライガンファンにとって、これはご馳走のようなものでしょう。
ただオリジナルのトライガンを読んではいるのだけど、ほとんど覚えていない…
話を戻しましょう。トライガン・マキシマムは長い間私の読んだ漫画の中で一番の漫画でした。
この漫画が何故良いのか、それはヴァッシュとナイブズの戦いに決着がつき、たくさんの登場人物たちにも出会えたからです。
物語
物語は、「Love&Peace」を謳うヴァッシュの前に手当たり次第現れる敵(何故なら彼がヴァッシュ・ザ・スタンピートだから)、もしくはナイブスに忠誠を誓っているためにヴァッシュに向かってくる敵に対して不殺の誓いを貫くヴァッシュによって成り立っています。なんて素晴らしいストーリー!
たくさんのコメディパートはあなたの笑いを長い間止めさせないだろうし、戦いのシーンでは漫画を読むのを止めるのも困難になるでしょう。
物語の終わりまで暗くなりすぎることは無く、その瞬間ですらとても重くなるということはありません。
最後の戦いはただ一言、ワーオ!としか言えません。
アート
トライガンを知っているなら、充分ですよね?細かなディテールを持った素晴らしい戦闘シーンにあなたの顎は落ちっぱなしになるでしょう。
登場人物
登場人物の造形については見事という他ありません。(トライガンの時のように)ヴァッシュは相変わらず少し他人と距離を置いている、静穏で人当たりの良い人ですが、彼が他の人たちと接するのを見るのは楽しいものです。他の登場人物と違い、彼の性格は最後の最後までほとんど変わる事がありません(言い換えればウルフウッドと共に私達はヴァッシュの理想主義と彼の生い立ちを見ていくということになります)この作品に出てくる登場人物はみな素晴らしいバックグラウンドを持っており、彼らが何者なのか、彼らがしたことと、それによってどういう最後を迎えるのか、を読むのはとても素晴らしいです。
満足感
もう既に言っていますよね。私のしたことはこのシリーズ程は楽しく無かったです。全巻買い揃えるのに数週間かかりましたがこれにはかなりイライラさせられました(笑)
まじめな話、いったん本を手に入れると全巻買い揃えずに入られないでしょう。
総括
このシリーズはニカワのように私を捕らえて離しませんでした。最終回の素晴らしいこと…まるで連載開始時のような…全てが終わりを迎えたとき、全てが世界と共にあり、植物と人間は調和しながらお互いに生き、世界は正しく見え、問題を起こした人達には機会が与えられました。この最後はとても嬉しかったです。
私はアニメ版の最終回を見た人全てに、オリジナルである漫画版の最終話を読むことをお勧めします。
このオリジナル版のエンドははるかに深くあなたの心に突き刺さり、10年間続いたこのシリーズにとって最高のエンディングであると感じるでしょう。
内藤泰弘に感謝します。
そういえばアニメ版と原作、最後が結構違っていたような(かなり記憶が曖昧です^^;)
アニメ版最終話のヴァッシュとナイブズの戦いは未だに印象に残っています。あれを超えるガンアクションアニメはなかなか無いのでは?
トライガンのアニメはアメリカでも放映していたので海外でも結構人気があったと聞きますが、漫画版はどうなのでしょうか?
(と思ってamazon.comを見てみたらDVDボックスの評価が凄いことに、レビュー数200オーバーでほとんどが5つ星とか…)
漫画版に関してはスパニッシュ版も発売されているようです。
リボルテックが発売され、映画版も公開されるなど再び盛り上がりを見せているトライガン。
(ヤングキング4/26発売号にはBoichiによる特別読みきりが載っているようです)
最近流行の原作準拠のアニメ版等もあったりするのでしょうか?
最近はあまり作品を公開していない作者の漫画も待ち遠しかったりします。
血界戦線、連載しないのかな…
管理人雑記:
コメントで指摘があり、バッシュをヴァッシュに、ナイブスをナイブズに直しました。
なんという恥ずかしいミス…失礼しました。
↓日本でもDVDボックスが発売されましたね。
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