日本のロリータファッションを楽しむメキシコの女の子たち。海外の反応

メキシコといえばネット世界ではリアル北斗の拳世界としてとみに有名ですが、そんな殺伐とした世界とは裏腹に日本からやってきたロリータファッションを楽しむ女の子たちもいるようです。
メキシコ北部、アメリカの国境近くにあるモンテレイは人口380万人を擁しメキシコで2~3番目に巨大な都市ですが、そこに住むAlin Navaさんはロリータファッションのファン。
ロリータファッションに身を包んでスーパーに買い物に行ったり、同じ趣味を持つ女の子たちの会『ロリータ・パラダイス』を設立し、モンテレイ公園で親睦を深めたりしています。


メキシコでのロリータファッションに対する海外の反応です。
引用元:japan-lolita-fashion-anime



●アンチノウス/モデレーター
スーパーでの女の子は覗き屋の巣の中って感じだな。
●レッド・ピル・ジャンキー
最初に思ったのは"que pedo!" (メキシコでの”What's the Fuck(何だこれは)”)だけど、それって多分女の子がお洒落に没頭している若者文化に対するリアクションだな。
●EH
↑その”若者文化”での女の子の扱いををもう少し詳しく。
●チャーリーB
↑ミシシッピ州でもありえる事だな。
アクセントが違うが。
●レッド・ピル・ジャンキー
↑AK-47もないだろ。
●インフュメス
これってゴシックロリータの派生なんじゃ。
ゴスロリのカオティックな邪悪さを薄めて、もっと自然な感じにした…カオティックな『フルーツバスケット』?
●アシュレイ・ヤケリー
↑カオティックな『フルーツバスケット』wwww
●アンチノウス/モデレーター
↑『フルーツバスケット』好きだよ。
十代向けで、完璧に変態的だったな。
●Kバート
↑私の息子は『らんま1/2』を好きになって、それを読み終えたら次に読み始めたのが『フルーツバスケット』だった。
何故か7年後に良くなってきたらしい。
●ブルーエルム
こういうサブカルチャーはいつだって認めることにしてる。
ここで気付かれていないキーは、女の子たちが安全で超フェミニンな環境下でお互いたむろしてる事だと思う。
他の人たちの目線なんか関係ない、堂々とした可愛さは何か魅力があるんだよね。
●ニクテマダー
マッチョな風潮にはうんざり。
こういう女の子はオタクを探してるんだ。
心から拍手を贈るよ。
●エイプリル
↑私達は何も探してなんかない、少なくとも。
あなたは私たちが何かを探してるいう考えを改めた方が良いね。
ロリータドレスは自分達のため。
この記事のポイントもそこだよ。
●ペンギンクリス
こういう服は日本でなら目立たないし普通なんだろうな(あるいはコンベンションとか)。
彼女たちは確かに目を引いてるけど、スーパーマーケットなんかでは場違いだな。
彼女達がサブカルチャーに則ってるのはナイスだと思う。
自分の知る限り、アメリカではコンベンション以外でこういう服を着てる人はいないな。
こういう衣装や化粧に魅力を感じた事はないけど、それは個人の好みでありロリータファッションそのものとは関係ない。
彼女たちは自分達のためにやってるんだから!
彼女たちは何を求めてやっているんだろう。
そして日本でロリータファッションをやっている人たちの求める物と何が違うんだろうか。
●エイプリル
↑もしロリータファッションのグループに何で好きなのかと聞きたいなら、答えてくれる人はそこら中にいるよ。
一部の人たちは、皮膚を多く晒す現代の服に比べて慎み深いと考えてる。
一部の人たちは服のディテールやブランドが気に入ってる。
最近のファッションと違い、品質を重視してるから。
(私自身を含む)ほとんど多くの人たちはロリータ服のシルエットに魅せられてる。
膝丈まであるスカートとか。
でも、私たちが一番楽しいと感じているのはロリータファッションが凄くユニークだからかな。
それに、こういう服は大抵特別な時だけ。
フルでドレスアップするのはオフ会の時で、パーティーとか友達と外出する時なんかはもっとトーンダウンした格好で行ってるよ。
でも、私は普通の服もたくさん持ってるし、大抵はそっちを着てるよ。
●ソフィア・オーティズ
ヘイ、私はモンテレイで育ったからもっとたくさんの事を説明できると思うな。
(もっとも、エイプリルの方が私よりもっと深く答えてると思うけど)
90年代をメキシコで育った人間はアニメの大ブームに触れてきてるんだよね。
アメリカが『セーラームーン』ブームが去った後、私達のところでブームが起きたんだ。『セーラームーン』以外だと『ドラゴンボールZ』に『カードキャプターさくら』、それに『ポケモン』ですら規制されなくて翻訳もアメリカよりも良かったんだ。
で、日本のカルチャーは増殖していって、今じゃ私の故郷の少なくとも主要なショッピングモールじゃ必ず日本の物を扱ってるお店があるってわけ。
ハローキティからTVゲーム、映画までね。
ジャパンカルチャーやゲーム、アニメを紹介する大きなコンベンションやポッドキャストだってある。
趣味のために日本語の勉強をするのだって一般的な事なんだ(私もそう)
こういったカルチャーに触れて育った女の子にとって、普通のメキシコの文化は凄く保守的だから、隔絶された感じを受けちゃうんだよね。
(個人的な経験から言うと外国嫌いでもある)
メキシコの女の子は凄く社交的な傾向にあるから、こういう女の子たちがグループを作ってサブカルチャーから道徳的なサポートを得る事は驚きじゃないな。
同じ物をクールだと思い、お互いサポートし合って盛り上がり、週末にはLANパーティで弾けるアメリカとメキシコのゲーマー少年と何も違わないよ。
それのガールズバージョンってわけ。
それにこういう趣味やライフスタイルでパワーをチャージする必要もあるんだよね。
こういう服を着るためには時間もかかるし努力もいるから(お金は言わずもがな)、毎日してわけじゃなさそうって事は言っておかなくちゃ。
●ゲットバック
みんなロリータに対して同じ単語を言いすぎ。
セクシー?ゴス?アニメ?みんな違うよ。
この女の子たちを見てよ!
彼女たちには主張や議題がある訳じゃない…退屈な女性の典型にならない様にしようという傾向以外は…
これはもう35年以上世界中で広がってきてるんだ。
ロリータファッションは活動的じゃないし……強固というわけでもない。
ロリータファッションは50年代をエミュレートしてる。
凄くに魅力的で、遥かに神秘的な雰囲気で。
世界の文化は女性を”か弱い性”として洗脳しようとしてしてるけど、これは違う。
今は窮鼠が猫を噛む時なんだ。
女性は強い男のように話したり行動したりする必要なんかない!
自分を反逆者だと思った事は?
女の人だったら、こういう風にやってみて欲しい。
ここにはアメリカや他の国とは違ったスタイルがある。
そこにあるのは優しくて、スイートで、家庭的で、保育的…そしてもちろん今の女性にとっては最低とも言えるこの言葉、”フェミニン”。
女性にとって深刻な文化を破壊したい?
それならレディにならないと。
好むと好まざるとに関わらず、何世紀も昔からある華やかで女性らしさと常識がミックスした、誰もが持ってる豪華さと快適さ(とカップケーキ)に対する欲求が戻ってきてるんだから。
これは20世紀に植えつけられてきた女性観に対する巨大なカウンターの始まり。
ロリータファッションはこの革命を静かにリードしてるんだよ。
携帯電話も、拡声器もスポーツブラも無しで。
彼女たちは花で飾りたてる方が色んな物をコントロールするよりも遥かにパワーを持ってることに気付いたんだよ。
●エイプリル
↑うーん、その説明は好きじゃないな。
でもロリータファッションは確かにかなりフェミニンだよね。
それからロリータファッションは活動的だし、ヒップだし、パンク的だよ。
パンクロリータは凄く良いファッションだしね。
(イメググってみて!)
私はロリータファッションをするけど、家族会議では反対もするし、長距離自転車に乗ったり、キャンプだって大好きだよ。
それに私は間違いなくフェミニストだね。
携帯電話もスポブラも持ってるしね。
ミニスカートを履いてクラブで飲んだりもするよ。
ロリータファッションのファンには学生(凄くたくさんいるよ!)や弁護士、看護士や芸術家もいるよ。
私含めほとんどの人は仕事にロリータファッションを着ては行かないけどね。
ほとんどのロリータファンは控えめでおしとやかだよ。
フルタイムで着ているか着ていないかはあるけど、私達を規定しているのはこのファッションを好きかどうかだけ。
●ボブ・ブリンクマン
ロリータスタイルが好きだったことはないけど、それはそれだ。
ロリータファッションに何か問題あるか?
服ってのは自分自身を表現する素晴らしい方法だ。
彼女たちは素晴らしいよ。
そういう服が人生に少しでも幸福を与えてくれるなら、誰が審判をくだせるっていうんだ?
世界にはもっとハッピーな人達が必要なのさ。
●ユップジーボーイ
さっさと『下妻物語』を見てこい。
西洋じゃ『KAMIKAZE GIRLS』という名前の方が有名だな。
●pKp
彼女らは俺が高校生だった数年前のフランスにもいたよ。
でも、こういう女の子に話しかける勇気は無かったな…
そうするべきだった。
しかし、ロリータファッションに相当する男のファッションは何になるんだ?
ニューダンディズムとかそういうのか?
●RJ
ラテンのロリータだと?何てこった
pKpの言うとおり、男は何になるんだ?
ベルベットのセーラー服を着た男達なんて想像できないぞ。
●fqyetying
何で大の大人がそんなに嫌ってるんだ?
俺は男だが、堂々とこういうのが好きだというぞ。
ピンクもフリルも靴下も全部だ。
●ジグ
ジョージア州の北東部の田舎に14ヶ月ほど住んでた時もこういう格好した人達がいたよ。
自分の記憶の中だと、普通の場所でゴシックロリータの格好してた女の子が1人いたな。
彼女の勇気にはいつも賞賛を送ってた。
ある日、彼女と彼女のボーイフレンドがバーンズ&ノーブル(本屋)の外にいるとき、3人の男達が彼女に近づいて行って彼女をからかい始めた。
普段の私ならこういうのは無視するんだけど、その時は男達のところに歩いて行って彼女は自分のしたい事をする勇敢な人だと言ってやった。
ついでにその男達の格好が同じスニーカー、同じジーンズ、凄く良く似たTシャツを着て、更に同じ野球帽を同じ角度で被ってる事を指摘してやった。
あんた達、毎朝同じ格好するために打ち合わせでもしてるの?って。
彼らは黙って立ち去って行ったよ。
記憶に残ってるのもう1人は道化師みたいなタイトパンツを履いてカラフルなマントを身につけていた若い男の子。
彼のスタイルを凄く評価してる事を言わずにはいられなかったよ。
●ステファン・T
”女の子はみんな、お互いドレスアップして歩く…”
ヴァン・モリソン~"Wild Night"
●グレゴリー・ハワード
そもそも、みんなはロリータが何者なのか知ってるのか?
北欧でロリータファッションが人気という記事は何度か目にした事がありますが、メキシコでも好きな人がいるようです。
マスメディアに作られたわけではない、女の子の中から生まれたムーブメントに新たな力を感じる人もいるようです。
日本のアニメや漫画から影響を受けたのか、それともロリータファッションに洋の東西を問わず女の子心を掴む何かが備わっているのでしょうか。
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