「ピンクの斑点がラブリーで味も甘く爽やか」ふじ林檎に対する海外の反応

おそらく世界で一番有名な日本産の林檎といえば『ふじ』ではないでしょうか。
ふじは日本のみならず世界中で栽培されています。
海外の林檎データーベースサイトに載せられているふじについての項目を紹介します。
引用元:orangepippin.com
日本産の林檎だが、アメリカ産であるレッドデリシャスとラルズジャネットの交配によって作られた。
非常に魅力的でモダンな林檎で、歯応えとさわやかな甘みを持ち、日持ちもいい。
ふじは最も魅力的でモダンな林檎品種の1つだ。
主な特徴は黄緑色の下地にラブリーなピンクの斑点がフラッシュしている事。
歯応えがあってジューシー、シャキッとした果肉は鈍い白色をしている。
味は主に甘く(特に冷やした場合)非常に爽やかだが、抜群に優れているという程でもない。
想像の通り、ふじは日本産で1940年代に開発され、1962年にリリースされた。
しかし、その両親はどちらもアメリカ産だ。
ふじはアメリカで広く栽培されているレッド・デリシャスとラルズ・ジャネット(国光)の交配品種なのだ。
ラルズ・ジャネットはあまり知られていないのだが、おそらくふじの魅力であるピンクの斑点はそこから来ているのだろう。
ふじは広く栽培されており、北半球での主な栽培地は日本、中国、そしてアメリカだ。
ふじは後期熟成品種であり、北半球では11月/12月、南半球では5月/6月に収穫される。
ふじは熟すのに日光を必要とするため、英国やアメリカ北部では商業的栽培はされていない。
ふじが魅力的な外見を持っているにもかかわらず、まだまだ人気を獲得していないのは驚くべきことだ。
比較対象となりえるピンク・レディー種と比べても、ふじは多くの点で魅力的な外観を持っている。
ピンクの斑点はピンク・レディー種と比べて明るい背景を持っていて、肌の質感もピンク・レディー種の光沢に対して清潔で乾いた感じだ。
もちろん、ふじは昔の品種であり、ピンク・レディー種の様なマーケティング努力による知名度のアップは得られていない。
それに、深紅色から淡いピンクまで、ふじのカラーバリエーションはかなり広いとも言わざるを得ない。
これは品評会のための開発やオリジナルが持っているの多様さの結果でもある。
20世紀ではアメリカが林檎の世界的生産地だったが(主にゴールデン・デリシャスとレッド・デリシャスで)、現在世界最大の林檎生産地は中国になっている。
ピンク・レディー

↓ふじに対する海外の反応
●スタッフォードシャー、UK
ふじは大好きなんだけど、凄く高いんだよな。
地元じゃ29ペンス(約37円)で、他の品種よりもたくさん置いてるよ。
●フロリダ州、アメリカ
お気に入りの林檎だよ。
甘くてジューシーなのに保存にも向いてるんだよね。
他にもいろんな品種を試してみたけど、やっぱりこれが好きだな。
●カレッジ・ステーション、テキサス州、アメリカ
おそらく自分は美味しいふじ林檎を食べたことがないんだろうな。
自分にとってはレッド・デリシャスの系譜であることが明らかすぎるんだ。
魅力的だが、味がない。
●ドーセット、UK
自分が食べたのは唯一東南アジアでのみなんだが、正直言って今まで食べてきた林檎の中で一番がっかりしたと言わざるを得ない。
柔らかな羊毛って感じの歯応えで、味は軽い甘みのみで酸味がなかった。
●オーストラリア
ふじは好きで、自分が育てている他のどの林檎よりも好きだ。
大きなスーパーマーケットで売っている物ですら様々なカラーバリエーションがある事が好きなんだ。
最高なのは地元で売られている有機栽培された奴だね。
天国だ!
●UK
私がふじを食べたのは約6年前で、それ以上のものは今でも無い。
コックス・オレンジ・ピピンよりも良い位だった。
(コックス・オレンジ・ピピンは)我々英国林檎の誇りだが、それでもふじが最高だ。
コックス・オレンジ・ピピン

●カリフォルニア州、アメリカ
私は本当に、本当にふじが好きだ!
●ミシガン州、アメリカ
レッド・デリシャスだってもっと美味しい林檎だったんだよ。
消費者に合うような甘さや香りになるように何年もかけて作られてきたんだけど、ふじのオリジナルとなったオリジナルの品種が作られたのは今から80年も前だからね。
もちろん最近ではふじも凄くたくさんの品種を生んでるけどね。
(個人的には最高の林檎の1つだ)
●ラスベガス、ネヴァダ州、アメリカ
もう何年も美味しいふじを食べてないな。
たぶん私が良い味になる前の早摘みの物を食べてるからだろうな。
もう一度ふじを試してみようと、何個か買ってきたよ。
歯応えがあって甘くて凄くジューシー、とても美味しかったよ!
●ランサローテ島、スペイン
このりんごはカナリア諸島から届いてて、普段お店で買ってる粉っぽくて味のしない品種から歓迎すべき変化となってくれたよ。
シャープで甘く、新鮮な歯ごたえがあった。
他の品種のようにシーズン後期に味が劣化しないよう願ってるよ。
●サンディエゴ、カリフォルニア州、アメリカ
私が買ったふじは悪い奴だったんだろうな。
でも、スーパーマーケットで買えるのはそういう物なんだ。
良いふじとは比べ物にならないよ。
新鮮な果肉だけが持つしっかりした歯応えで、噛むと果汁が顎に滴るんだ。
子供の頃に戻ったようだったよ。
●ベッドフォード、UK
最近果物をよく食べるようになったんだけど、ふじが最高だったよ。歯応えがあって味も良いこの林檎は今がシーズンなんだ。
地元のお店で探してみてほしいな。
ゴージャスだよ。
●アイルランド
地元のお店で有機栽培のふじを2パック買ってきた。
最初に食べた4個はぼけて酷い味がした。。
無駄にするのは嫌だから全部食べたけど。
2パック目のを食べてみたら、凄く美味しかった。
そのパックの残りも3個もむさぼり食べちゃったよ。
●ポルトガル
ふじを食べたのはもう随分と前の話だな。
世界最高級の美味しさを持つ林檎だよ!
でも、UKと比べたらポルトガルでは凄く高いんだよね。
みんなにお勧めするよ!
●トロント、オンタリオ州、カナダ
トップ10のリストにふじが入ってて嬉しいよ。
その資格があると思ってたから。
ユニークでずば抜けた味を持った本当に美味しい林檎だよね。
●ワシントン州、アメリカ
ふじ系統の品種をいくつか育ててるよ。
最高に美味しいのがマイラ・フジだ。
凄く糖度が高くて、超クリスピー。
早生のふじ品種であるAuvil Earlyフジも試してる。
お店で売られているふじはほとんどが半分緑色をしているだろ。
色とサイズをしっかり見れば、がっかりする事はなくなるはずだ。
●UK
最近娘がふじに嵌り出したから、普段食の林檎をこれに切り替え始めたんだ。
蛍光ピンクのこの林檎をモリソンズ(お店)で買ったけど、後悔しなかったよ。
一貫してジューシーで全体的にキレのある歯応え。
(切ってランチボックスに入れるのに凄く重要なこと)
日持ちも好いし、他の赤い品種みたいに痣になりやすくもない。
一年間毎週買ってたけど、腐った林檎は1つもなかったよ。
喜んでみんなにお勧めする。
スーパーのふじってどこから来てるんだろう?日本から?
●ワイオミング州、アメリカ
ここ何週間かふじを楽しんでるよ。
甘くて、ジューシーで歯応えがしっかりしてるね。
それにグレープフルーツみたいにユニークな香りがある。
お気に入りの林檎になったよ。
これは品質にかなりばらつきがあるって事は言わなきゃいけないな。
この林檎は凄く良い、本当に良いんだが、時折苦くて甘くない物があったりもする。
まとめて購入した時に起こったから、何故そうなってるのかが分からない。
でも、この素晴らしい味のためには無視しても構わないと思ってるよ。
●UK
ふじは猛烈に好きなんだけど、地元のスーパーマーケットで取り扱わなくなったからもう買えないんだよね。
他の品種も試してみたんだけど、甘さ、歯応え共にふじには遠く及ばなかった。
ふじを売ってるUKのスーパーマーケットを知ってたら誰か教えて。
●ジョージア州、アメリカ
これは私のオールタイム・フェイバリットだよ!!
甘くて歯応えしっかりで美味しい!
ディナーの後のふじは胃酸の逆流を抑えてくるという大きな恩恵を与えてくれてるんだ
これは私にとって本当に大問題だったんだけど、ふじがその問題を蹴り出してくれたよ!!
でも、ここ2週間地元のお店で見つけられないんだよな。
何年もそこで買っていたのに。
リコールか何か衛生上の問題があったんだろうか?
オンラインでも見つけられなかった。
ふじの項目すらなかったんだ!
●アメリカ
ふじは基本的に素晴らしい歯応えだね。
果肉もしっかりしてて濃密だ。
問題のほとんどは売っているスーパーマーケットの方にあるんだ。
でも、”プリティ”な林檎を探し出せたら、それは味もいいはずだ
優れた発色をしたふじを見つけたら、それは99%素晴らしい味がするはずだよ。
身は固く、一般的にガラ品種よりも酸味がある。
シーズン外でも良い物が出回ってるよ。
ガラ

●カリフォルニア州、アメリカ
初めて市場に登場したのは80年代だったな。
すっかり惚れ込んだよ。
凄くでかかった!
食べるときに両手を使わなきゃいけない位。
凄く甘くてクリスピーで、本当にジューシー。
しかも信じられない位長持ちする!
ちょっとしわが寄った時でも味は変わらなかった。
最近の林檎でもふじとは比べ物にならない。
もっとこの古い品種を育ててほしいな。
ふじはほとんど完璧な品種だと思ってる。
今のふじ系統種もクリスピーで甘くてジューシーなんだけど、全然別物なんだよ。
●ダービーシャー、UK
ふじは好きだけどUKじゃなかなか見つけられないし、見つけても小さくて貧弱だったりするんだよね。
でも、良い物に巡り合えたら、それはもうとにかく最高。
他のどの種類よりも気に入ってるよ。
甘くてジューシーで分厚くてワックスだらけな皮じゃない。
値段は高いけど、私の特別な語馳走だよ。
●アメリカ
日本でふじを食べたんだ。
アメリカで食べてるのとは全然違った。
もっと薫り高くて甘くてジューシーでしゃっきりしてて、中に半透明のコアを持ってるんだ。
これに比べたらアメリカのふじなんて相当がっかりな出来だよ。
作られてからかなり年月が経っていますが、未だに大人気の林檎です。
人気な品種なだけに色んなバリエーションが作られているようです。
冬になれば林檎がミカンかデコポンを毎日食べている身としては、やはりふじは欠かせない品種です。
最近のお気に入りは姫神だったりするのですが。
管理人雑記:
今回引用したサイトの名前、オレンジ・ピピンとは林檎の品種コックス・ピピンの事で、オレンジの香りがするところからコックス・オレンジ・ピピンと呼ばれています。
コメントでもあったようにこの林檎はイギリスを代表する林檎で、イギリスでは林檎といえばコックス・オレンジ・ピピンの事を指すくらいです。
ロアルド・ダールの小説にも登場しています。
北海道にこのコックス・オレンジ・ピピンを栽培している農家さんがおられまして、ジュースとして販売しています。
普通のリンゴジュースとは一味違った濃厚で香り豊かなジュースです。
こちらで通販を行っているようです。
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