おかえりハヤブサ!海外天文ファンによる喜びの声-その2

海外でも大きく取り上げられたハヤブサの帰還。
前回の記事は文量的に物足りなかったので、今度は別のサイトから紹介します。
引用元:nasaspaceflight.com
●06/13/2010 01:54 PM 日本
突入!火の玉が見えた。
●06/13/2010 01:54 PM
衛星?それともカプセル?
●06/13/2010 01:55 PM
ビデオ越しだけどなんて素晴らしいんだ!自分自身の肉眼で見たかったけど、ここからじゃほとんど見えないだろうし、多分あっという間に通り過ぎてしまっただろうな。(オーストラリアのパース)
●06/13/2010 01:59 PM
ほとんどのサイトが落ちてるよ(´・ω・`)
●06/13/2010 02:00 PM フランス
くそっ!見失っちまった。
カプセルが良い状態であることを祈ってるよ。
●06/13/2010 02:00 PM
今、二つの光の点がウーメラのビデオフィードに映ったぞ。1つは緒がついている。
これはハヤブサのカプセルと本体か?
んんんん~?
●06/13/2010 02:00 PM
地上からのビデオ、素晴らしいよ!
●06/13/2010 02:01 PM フランス
見れた!UStreamに遅延があったみたいだ!ワオ、なんて素晴らしいんだ!アメージング!
●06/13/2010 02:03 PM
続報が無いな。ひょっとしてカプセルを見失ったのか?
●06/13/2010 02:06 PM
今頃パラシュートの下にいるはずさ。
別のフォーラムじゃ誰かがカプセルのビーコンを検出したって投稿してた。これって電源が生きてるって事だよな?
●06/13/2010 02:06 PM
地上の捜索隊が出発したみたいだ。
●06/13/2010 02:08 PM
UStreamが火の玉を捕らえてるな。3分くらいのところ
http://www.ustream.tv/recorded/7634995
●06/13/2010 02:08 PM
管制室で拍手が起きてるみたいだ。
●06/13/2010 02:10 PM
この計画は今”タッチダウン”した。1411GMT
地上の探索班が何かを探し出すまで待ち続けるとも。
●06/13/2010 02:11 PM
今、カプセルが地上に到着した。
●06/13/2010 02:13 PM
ビーコンをキャッチしたと連絡があったみたいだ。
●06/13/2010 02:16 PM
凄い。
これは宇宙飛行学における最大級の業績の1つだよ。
●06/13/2010 02:17 PM フランス
↑まさしく!
●06/13/2010 02:21 PM
なんて週だ。
●06/13/2010 02:29 PM ヒューストン、テキサス州
Twitterから。
ヘリコプターが地上からのビーコンを元にGPSコードを作成。彼らは日が出るのを待って探索に行くだろう、とのこと。
おかえり、ハヤブサ!救出に行くまでもう少し頑張ってくれ。
●06/13/2010 02:30 PM
ハヤブサを歓迎するかのように、マグニチュード6.1の地震が北日本であったみたいだ!!
●06/13/2010 02:34 PM
これこそ現代の探検だ。
●06/13/2010 02:34 PM
不撓不屈の物語だ。関わった人たちは皆誇りに思ってるだろう。
●06/13/2010 02:38 PM ポーランド
素晴らしい写真。

●06/13/2010 02:38 PM フェニックス、アリゾナ州
信じられないようなミッションをおめでとう、JAXA。今までに越えて来た障害を考えたら、カプセルの中にはきっとイトカワの欠片が入ってるはずさ。
●06/13/2010 02:44 PM 日本
地震の影響は全く無かったよ。問題なしだ。
別の写真だよ。

もう一枚。

●06/13/2010 03:03 PM ユトレヒト、オランダ
高解像度のビデオが上がってるみたいだ。
(NASAがDC-8から撮った奴)
http://airborne.seti.org/hayabusa/
http://archive.nserc.und.edu/~kml/HayabusaRentryVideo.avi
●06/13/2010 03:07 PM 日本
ハヤブサからの最後の映像。
突入30分前。

●06/13/2010 03:15 PM ケープ・カナベラル、フロリダ州
突入30分前って、本当に凄いとしか言いようが無いな。
本当に(カプセルを)つれて帰って来たんだ。
●06/13/2010 03:52 PM
関わった皆が素晴らしい仕事をしたんだ、おめでとう。
●06/13/2010 04:02 PM ユトレヒト、オランダ
youtubeに上がってるよ。
●06/13/2010 04:31 PM
Good Job JAXA!もしJAXAが火星からのサンプルを持ち帰るミッションをしてたら、日本はどれだけ感動していただろうね。
●06/13/2010 04:37 PM ユトレヒト、オランダ
一般の人からも支持をもらえるなんて嬉しいね。
オーストラリアの太陽の下じゃ、チームのメンバーの皮膚はすぐに炎症を起こしてしまいそうだ。
●06/13/2010 07:23 PM
>一般の人からも支持をもらえるなんて嬉しいね。
皮肉なことにこの計画が公開を強制されるまでJAXAはそれに関してかなり秘密主義だったんだよ。これは本当に恥ずかしいことだ、だって彼らは色んなことを達成したのに、失敗だったという印象を与えていたんだから。これは日本の文化にも起因することだけど、日本では公然と失敗することを心配してたから、彼らは失敗したときの世評を避けるためにそうしてたんだ。
●06/13/2010 07:34 PM ケープ・カナベラル、フロリダ州
この計画はまだ終わったわけじゃないけど、JAXAの努力には非常に感動していると言わざるを得ないね。
この逆境の時代にさえ、彼らはどう決定し、その才能をどう使うかを世界に示すことが出来たし、可能な限りの成果を獲得するために、彼らは疑問を持つことすらせず、どれほどの努力を注ぐことも厭わなかったんだ。
それに、たくさんの正しい科学実験から多くのものを学ぶように、計画通りに進まない実験からも、何が計画通りに行くのかを学べるんだ。
このチームがこの任務から並外れた量のものを学んだことに疑いの余地は無いね。
この任務の成功はJAXAにとって最高の広告になるだろうね。この計画における彼らの努力によって、新しいパートナー誘致になんの苦労もしないだろう事は驚くようなことじゃないね。
JAXAは"the right stuff"(正しい資質)を持っている。彼らは自分達の達成したことに誇りを持つべきだ。
●06/13/2010 08:36 PM
これはただひたすら徹底的に探索するしかないね。一番のシナリオは小惑星の欠片が入っていることだけど、これはちょっとありそうにないだろう。でもサンプルが入っていなくても、カプセルが見つからなくても、これは重要な任務だったよ。
彼らは任務に関する多くの重要な仕事を達成し、重要なデータを集めたんだ。
例えば、ハヤブサが見つけたイトカワと呼ばれるものは40%が中空だったんだ。ほぼ空っぽと言って良い。現在最も可能性の高い説は小惑星を構成する素材に小さな空間が無数に開いていて、大きな空洞が中にあるわけじゃないというものだ。
タンポポの綿帽子を想像して欲しい、風を受けて綿帽子が膨らむように素材の隙間に空間が出来ているんだ。
だから何?と君は言うかもね。さて、この小惑星が地球に衝突するかもしれないと想像してみてくれ。どうやって向きを逸らす?
それがしっかりして岩石で出来ていれば、何回か衝撃を与えれば軌道を逸らせるだろう。もしくは表面で核爆弾を爆破させればそれを押すのに効果を発揮するかもしれない。
しかし、たくさんのスペースがある場合には効果を発揮できないかもしれない。その弱い結合が衝撃を吸収してしまうからだ。核も同じだろう。
本物の宇宙飛行士を送る時にも同じことが言えるんだ。もっとしっかりとした目標を選ばないと、宇宙飛行士が触れた途端ボロボロと崩れて塵と埃になってしまうだろうから。
だから、ハヤブサはカプセルが回収できなくても既に重要なデータを返しているから成功しているといえるんだ。
●06/13/2010 11:41 PM
>一番のシナリオは小惑星の欠片が入っていることだけど、これはちょっとありそうにないだろう。でもサンプルが入っていなくても、カプセルが見つからなくても、これは重要な任務だったよ。
自分もそう思う。でも任務に関わった人のコメントを見る限り、自分はそれほど確信が持てないよ。
スタッフは採取器具が発射されてないとしたら、期待した量が得られたとは思っていないだろう。でもミクロサイズの塵だったらかなりの量が入ってるかもしれないし、そうなってるであろういくつかのチャンスもあった。イトカワにはほとんど重力が無いし、ほこりを舞い上げることに多くを要することは無いはずだ。採取カプセルは着地点で開いたはずし、その時かなりの量の塵が舞い上がったと想像できる。
>だから、ハヤブサはカプセルが回収できなくても既に重要なデータを返しているから成功しているといえるんだ。
絶対にね。はやぶさは多くの素晴らしい科学データを返し、既に返していて、特に工学によるデモンストレーションは忘れるわけにはいかない!それにエンジニアの技術習得も重要だ。技術の実行と学習、この両方を様々な偶然から学んだんだ。ケープ・カナベラルの人が言ったように、彼らは”正しい資質”とは何かを示したし、この経験はこれから先JAXAで何年も生き続けるだろうね。
もし彼らがこの先もこの技術(イオン噴射、自律ナビゲーション、惑星間からの再突入)を続けていくなら、専門的な科学ミッションのために実行する機会が本当にたくさんあるだろうね
●06/14/2010 12:52 AM 日本
JAXAから続報
JAXAの捜索隊はビーコンを受信して特定した。
落下予測範囲のほぼ中央だったらしい。
ヘリコプターのクルーが目視でカプセルを確認。(投光照明で)
彼らはGPS情報を作成し、日が登ってから回収するらしい。

●06/14/2010 01:26 AM
>イトカワにはほとんど重力が無いし、ほこりを舞い上げることに多くを要することは無いはずだ。採取カプセルは着地点で開いたはずし、その時かなりの量の塵が舞い上がったと想像できる。
実際のところ、これには同意だ。我々は既に隕石の形で多くのサンプルは持っている。科学的に重要となる見本としての要求は微粒子でなければならないと思うんだ。
それに、任務の間に集められた、考えられた全てのもの、工学デモンストレーション、及び実験はもっとも重要なものだよ。
●06/14/2010 01:36 AM ウェストファル、ノバスコシア州、カナダ
これは驚きだよ。成功おめでとうJAXA!!これは記録に残るような偉大な計画だ。
●06/14/2010 03:37 AM ヒューストン、テキサス州
ファンタスティックなニュースに素晴らしい写真だ!日本の捜索と回収は驚くべき組み合わせだね!
●06/14/2010 05:22 AM
(ハヤブサ2の計画があるという書き込みに対して)
ハヤブサ2の計画が承認されて欲しいよ。NASAは小さな探査車を最初の任務で飛ばすと計画していたんだ(でも予算の都合でキャンセルされてしまったんだ…驚きだよ)多分1回は飛ばす機会があるんじゃないかな。
●06/14/2010 06:41 AM
JAXAのtwitterによると、耐熱シールドも見つかったらしい。これも貴重なデータの1つだね。
●06/14/2010 07:43 AM
最終的に確実に戻ってきたなんて、凄すぎるよ。この任務に関わった全ての人は誇りに思うだろうね。
●06/14/2010 08:12 AM フランス
素晴らしい写真だ!7年も宇宙空間にいたのに、機能は完全に働いて傷一つなく着地しているように見える。素晴らしいよJAXA!
●06/14/2010 09:01 AM
JAXAの公式発表によると、カプセルは完全な状態らしい。
●06/14/2010 12:18 PM イギリス
カプセルは完全な状態で回収されたのか!GO JAXA!
BBCのニュースでも取り上げられたよ。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/science_and_environment/10307048.stm
今現在宇宙開発に意欲的な国ってアメリカと日本くらい(+ISS)なせいなのか、今回のハヤブサプロジェクトの海外での注目度は想像以上のものがあるようです。
(アメリカの地方紙でも取り上げられていたり、知ってる限りでもヨーロッパ数国でニュースになっていたり)
イオンエンジンの実稼動、地球フライバイ、小惑星への着陸・帰還、カメラを使った自律航行システム、採取カプセルの再エントリー等など、今まで実行されていなかった技術のオンパレードだったのも注目の理由だったのかもしれません。しかしこれは今までやったことの無いことの目白押しというわけで、よく帰って来れたな、とw
しかも耐用年数を大幅に過ぎてる電池がきちんと動いてパラシュートを開き、更に落下予測ポイントのほぼ中心に着地とか。
個人的な意見ですがハヤブサ計画は、ガガーリン、アポロ計画、スペースシャトル、ボイジャー、ガリレオ、ハッブル、マーズ、ISS等、宇宙開発史に燦然と輝く偉大な計画達とも比肩しうるものだったんじゃないかと思っています。
でも、実際のところハヤブサのやってきたことって、あまりにも凄すぎて説明しにくいんですよね。なんせ50億kmとか、想像の範囲を超える距離ですから。その先の500mの小惑星に着陸とか、どう想像しても現実感が無いです。
例えるなら”カメラとGPSナビを元に操縦して、地球中の海を100周回った後にマリアナ海溝の底の砂を拾ってきて、更に100周してから東京湾に戻ってこれるラジコンの潜水艦を作れ、作った後に実行しろ”と言われて本当にやっちゃったという感じでしょうか。
結局無人でしょ?と言う向きもあるかもしれませんが、無人探査って宇宙開発で絶対に必要なものなんですよね。コメントでも書かれているけど、例え人を送り込むとしても必ずその前に無人探査機を送るだろうし、専門的なミッションの場合、人を送るよりもコストがかからないし、なにより無人機でのデータは将来有人飛行をする上で必ず役に立つはずです。
つか、最近のJAXAのミッション成功率は半端じゃないですね。しかもほとんどが初めてやるものばかりという。
今回はtwitter等、ネットを大いに利用したことも特筆すべき点だと思います。
ハヤブサ2の計画もなんとかなりそうで嬉しい限りです。今度は分離カメラで着地シーンを撮影して欲しい…
管理人雑記:
ここのフォーラムに書いている人達の所在地であるノバスコシア州、ケープ・カナベラル、ヒューストンって宇宙関連施設のある場所なんですよね。偶然?
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